【スポーツ健康科学分野】Twitterでの簡易論文紹介まとめ

Twitterアカウント(@_knakashima_)では、トレーニングやストレッチング関連の英語論文のキーポイントを抽出し、数枚の画像にまとめて紹介しています。

このページは、それらの簡易論文紹介ツイートをまとめたものです。

ツイートは、あくまでも「こんな論文があります」ということを紹介することが目的なので、気になる論文がありましたら、その論文の内容を正しく把握するために、フルテキストを読まれることを強くお勧めいたします。

レジスタンストレーニング関連

Effects of a Modified German Volume Training Program on Muscular Hypertrophy and Strength.

【新着文献】ジャーマンボリュームトレーニング(modified)の効果について。 6週間のトレーニングの結果、5セット群と比較して、10セット群の方が筋肥大や筋力向上が得られるということは無かった。 さらにセット数の増やしすぎは、効果を減弱させる恐れがある、と著者ら。  2:58 – 2017年11月20日

ジャーマンボリュームトレーニングの効果

 

ジャーマンボリュームトレーニング・プログラム内容

ジャーマンボリュームトレーニング結果

 

Gluteus Maximus and Hamstring Activation During Selected Weight-Bearing Resistance Exercises.

【新着文献】 ブルガリアンスクワット、スティフレッグデッドリフト、バックスクワット実施時の大殿筋とハムの筋活動量の比較 《8RMの重量で実施》 ➡大殿筋 BulSQ>BSQ, SLDL ➡ハム BulSQ>SLDL>BSQ  3:09 – 2017年11月3日

各種目の筋電図

Effects of low-load, higher-repetition versus high-load, lower-repetition resistance training not performed to failure on muscle strength, mass, and echo intensity in healthy young men: a time-course study.

【新着文献】低負荷vs高負荷トレ 今までも類似の研究はありましたが、今回のは限界まで追い込まなくても、低負荷高回数は高負荷低回数と同様の変化があるという報告です。 ただし被験者は非鍛錬者。 標準偏差等は本文でご確認ください。  5:24 – 2017年10月14日

Effects of Low- vs. High-Load Resistance Training on Muscle Strength and Hypertrophy in Well-Trained Men.

【文献紹介】補足 高重量vs.低重量トレ(挙上が困難になるまで反復) ➡結果 筋肥大:同じ 筋力:高重量>低重量 ➡筋肥大が目的の場合、低重量×高回数も有効。効率面では劣るが、何らかの理由で高重量が扱えない時のオプションとして◎  15:11 – 2017年8月17日


ストレッチング関連

Can chronic stretching change the muscle-tendon mechanical properties? A review.

静的ストレッチをし始めた初期のROM増加は 「筋腱が伸ばし易くなった」という物理的な変化よりも 『感覚的な変化』に拠るという報告。 これで結論が出た訳ではありませんが、 「ROM増加=筋肉柔らかくなりましたね」とは限らない という事は知っておいて損はないと思います。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28801950 18:59 – 2017年12月4日

ストレッチによる柔軟性の変化の要因には感覚的要因と物理的要因がある

Acute Effects of the Different Intensity of Static Stretching on Flexibility and Isometric Muscle Force

【新着文献】 静的ストレッチは、高強度の方がROMの増加量が大きい。 (80%よりも100,120%の方が有意に高値) ただし、100,120%強度では直後の筋力低下が認められた。 80%強度では筋力低下は生じず。 関節可動域の増加が目的であれば、しっかりと伸張させることが大切。  2:31 – 2017年11月28日

その他

身体組成の評価方法間にみられる身体密度および体脂肪率の差の検討

【論文紹介】 体脂肪を推定する方法は色々ありますが、それらの差について検討した研究です。
ちなみに、家庭やジムに置かれてある体組成計の測定精度を高めるには、測定前の運動、水分摂取、測定時の体液状態、体温、環境温度などの管理が必須です。

⬇日本語論文-無料  1:00 – 2018年1月3日

体脂肪率は測定する方法によって誤差ができることは避けられない


Effects of Wearing a Compression Garment During Night Sleep on Recovery From High-Intensity Eccentric-Concentric Quadriceps Muscle Fatigue.

【新着文献】就寝時にコンプレッションウェアを着用した時のリカバリー効果

結果:トレ24h後の効果測定において着用群の方が筋力回復が10%高かった

➡高強度トレから迅速に回復する為に、就寝時のコンプレッションウェア着用が推奨される
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28682936 6:05 – 2017年10月18日