【論文紹介】体脂肪率測定方法の正確性(誤差)について

先日Twitterにて、体脂肪率測定の誤差について調査した論文を紹介しました。こちらの論文は日本語論文で、無料でフルテキストを読むことができます。(論文へのリンクは、この記事の最下部に掲載してあります)

体脂肪率の測定には、色々な方法がありますが、もっとも多くの方が経験したことのある方法は、おそらく生体電気インピーダンス法(Bioelectrical impedance analysis:BIA法)だと思います。

一般的に「体組成計」と呼ばれているものに採用されている推定方法です。

体組成計

参考画像:TANITA デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-800

生体電気インピーダンス法は、微弱な電流を体に流し、そのときの電気抵抗から体脂肪率を“推定”するものです。

この測定方法は、非常に簡便であるというメリットがある一方で、様々な要因によって測定値の精確性が左右されてしまいます。

BIA法による測定に際し高い精度を保証するためには,測定前の運動,水分摂取,測定時の体液状態,体温,環境温度など,電気抵抗値に影響を及ぼし得る要因を十分にコントロールしなければならない。

論文内でも、上記のように記述されています。

また、先行研究において、生体電気インピーダンス法は、脂肪の少ない人の体脂肪率を過大評価(=高めに算出)し、脂肪の多い人の体脂肪率を過少評価(=低めに算出)してしまうことや、身体を鍛えているアスリートの体脂肪率を過大評価してしまう可能性も指摘されています。

そのような事情もあって、フィットネスクラブや家庭で測定した体脂肪率を、それほど深刻に捉えないほうがベターという考え方も少なくありません。

以下は、私のツイートに対する他の方たちの補足ツイートおよび参考記事です。

参考

誤差だらけの体脂肪率 Part3 市販の体組成計AthleteBody.jp

 

この論文のフルテキスト(日本語)は以下のリンクで読めます。

参考

身体組成の評価方法間にみられる身体密度および体脂肪率の差の検討J-STAGE