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【論文紹介】非筋構造はROMに影響を与えうる

Non-Muscular Structures Can Limit the Maximal Joint Range of Motion during Stretching

Nordez A, Gross R, Andrade R, Le Sant G, Freitas S, Ellis R, McNair PJ, Hug F
Sports Med. 2017 Mar 3. doi: 10.1007/s40279-017-0703-5. [Epub ahead of print]

Abstract

ストレッチングはスポーツトレーニングや臨床において、ROMと筋の伸張性を高めるために広く用いられている。根本的な前提は、筋腱複合体の適応により伸張性が増すということである。

しかし、ストレッチングプログラム次第では、筋腱複合体の適応を生じさせるのに十分な条件が必ずしも満たされているとは限らない。例えば、一回あるいは定期的(長期的)なストレッチングの実施は最大ROMを増加させるが、それは受動的なトルクー角度曲線の変化を伴っていない場合もあることが報告されている。

このような結果は、受動的トルクにわずかに寄与する非筋構造の影響が部分的に関与しているだろう。潜在的な候補は、ストレッチの知覚および最大ROMの制限において重要な役割を果たす神経系および筋膜である。これは、少なくとも部分的に、長期的なストレッチング介入の結果、受動的なトルクー角度曲線が有意に変化しなかったことを説明し得る。