学術論文からのインプット,そしてアウトプットを実現するために
最近は、エビデンスに基づく指導が強調されるようになりました。運動指導者においても、学術論文からの情報収集を求められることが少なくありません。
しかし、論文を読んでも、それについて意見交換する機会は少ないと感じています。私自身、大学院を出てからは、そういう機会が極端に減りました。
そこで、同じような環境にいる方と接点を持つ機会として、「FITNESS JOURNAL CLUB」という集まりを企画しました。
JOURNAL CLUBとは
JOURNAL CLUBは、日本語で「抄読会(ショウドクカイ)」を意味します。抄読会とは、担当者が論文の要約を紹介し、その内容について参加者でディスカッションするというものです。
今回は、フィットネス分野から特定の英語論文を指定し、参加者が事前に内容を把握した状態で当日を迎え、それについて参加者各自が考えたこと、感じたことを話し合うという形式を予定しています。
議題
今回は以下の論文を議題としたいと思います。
- Strength and hypertrophy adaptations between low- versus high-load resistance training: A systematic review and meta-analysis.
Schoenfeld BJ, Grgic J, Ogborn D, Krieger JW.
J Strength Cond Res. 2017 Aug 22. Differential Effects of Heavy Versus Moderate Loads on Measures of Strength and Hypertrophy in Resistance-Trained Men
Brad J. Schoenfeld, Bret Contreras, Andrew D. Vigotsky, and Mark Peterson
J Sports Sci Med. 2016 Dec; 15(4): 715–722.
初めての試みなので、今回は私から議題を指定させて頂きました。近年発表された論文の中から、どのようなフィールドで活動する運動指導者にとっても、参考になりそうなものを選びました。
上記の論文は無料でダウンロードできます。それらの内容を把握した状態で、当日ご参加頂くことになります。なお、時間の関係で2番目の論文は持ち越しになる可能性もあります。
今後、継続できるようであれば、ご参加くださる方々の意見を反映することも考えたいと思います。
ご参加について
今回の企画を成立させるために、最低限必要な条件として、参加者は「英語論文が読めること」が挙げられます。この「読める」というのは、単純に論文の内容が把握できることを指します。
そのため、「この測定方法は妥当性に欠ける」とか「この結論は飛躍している」といった、批判的な読み方ができるかどうかは問いません。また、もちろん研究活動の経験が無くても全く問題ありません。
運動指導者に限らず、英語論文を読む機会がある方のご参加をお待ちしております。
概 要
- 会 場 大阪駅直結の貸し会議室
- 日 時 11月12日(日)17:30~19:30
- 参加費 会場費用を頭数で割った額のみ、お願い致します。(実費3,000円程度を想定)
- 人 数 6名前後(最小催行人数4名)
本企画についてのご質問は、こちらよりお気軽にお問合せください。
参加申込フォーム
申込後、2日以内にこちらから申し込み完了のメールを返信いたします。そちらの返信メールをもって、お申込み完了とさせていただきます。万が一、3日以上経っても返信が無い場合、メールアドレスの誤入力等の可能性がございます。お手数ですが、もう一度お申込みをお願い致します。